COLUMN01 毎日通いたくなる
コーヒースタンド
– 前篇 –

Perch by Woodberry Coffee Roasters
  • TEXT AND PHOTO BY ALLY
  • 2017.03.16

皆さん、初めまして!Slornコミュニティコーディネーターのアリーと申します!
今回から、素敵なSlorn加盟各店をこちらのコラムコーナーでご紹介していきます。
コーヒーは大好きなんですが、スペシャルティコーヒーについては知らないことばかり。
様々なお店を取材しながら、スペシャルティコーヒーについても学んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!

さて、記念すべき第1回は、代官山にある、「Perch by Woodberry Coffee Roasters」!(以下、Perch/パーチ)

一方が中目黒に、一方が恵比寿に、そしてもう一方が代官山につながる、どこを向いてもオシャレな三叉路、鎗ヶ崎交差点に位置する、2016年7月にオープンしたばかりの小さなコーヒースタンドです。

お店にはいると、温かみのある木のカウンターに白い壁。
店内には、センス良く植物があちこちに飾られています。
奥の小上がりにある客席は、天井も高く、とても居心地の良い空間です。
なんとこの内装、Perchスタッフさん達自らで、ほとんど施工を行ったそうです!
例えば、客席後ろの壁のペンキなども、アメリカ製を使うというこだわりぶり。

バリスタの笠原さん。

では早速コーヒーをいただいてみようと思います!
バリスタ・笠原さんからオススメしていただいた、コロンビア「Alto del Obispo」を飲んでみました。

そのお味は…爽やか!
柑橘類のような酸味。そして後味は、ほんのりチョコレートのような甘みがわずかに残ります。
雑味がまったくなく、まるで冬空のように凛として透明感に溢れています。

クロワッサンもいただいたのですが、皮がサクッとしていながら、もっちりとした弾力もあり、こちらもとっても美味しかったです!
パンは、同じ代官山にある「GARDEN HOUSE CRAFTS」のものを取り扱っているそうです。

さて、このPerch、どのような経緯で出来たのでしょうか?
Perch代表である、木原さんにお話を伺ってみました!

代表の木原さん。 1号店であるWoodberry Coffee Roastersでお話を伺いました。

まず、木原さんは2012年に用賀に、「Woodberry Coffee Roasters」を出店。続いて、同じ用賀に、「Take it all(2017年2月現在改装工事中)」を出店。Perchは3店舗目になるそうです。

木原さんは2009年前後、アメリカのアーカンソー州ジョーンズボロの大学に留学していました。おりしもその時、アメリカはサードウェーブコーヒーが大きな盛り上がりをみせていました。
その波の直撃を受けた木原さんは、帰国後すぐ、21歳という若さWoodberry Coffee Roastersを出店。お店を始めて時間が経つにつれ、一緒に働きたいという仲間達が集まってきます。そんな人達の場を作るという流れで、Take it all、Perchを作ってきました。

Perchは英語で「止まり木、止まり木に止まって羽休めをする」という意味。
コーヒースタンドは特別なものであるのではなく、一日の中でふっと羽を休めるように、“毎日通いたくなるコーヒースタンド”を作りたい、という想いから生まれたそうです(Perchオフィシャルサイトより)。

なぜ代官山という場所を選んだのでしょう?

木原

1日300杯とか1000杯売るお店を目指したので、都心から選びました。僕の、出店の鍵というか一番大事にしていることがあって、“コーヒーを飲みたそうな人がたくさんいる場所”。代官山にはオフィスワーカーもいるし、休日には遊びにくる人もいる。

このようなコンセプトで、いくつかの街をリサーチした後に、代官山を選んだそうです。

画像提供元:Makuake.com

出店時にクラウドファンディングを利用した理由は?

木原

自分達はインターネット世代というか、デジタルネイティブ。クラウドファンディングをやっている会社に友達もいたりするし、逆にやらない理由はなかったですね。

次回に続きます…

木原 武蔵
CEO / BARISTA / ROASTER

ウッドベリーの創業者。米国留学中にコーヒー文化に触れる。
帰国後生まれ育った街である世田谷区・用賀に1号店をオープン。
愛猫家。趣味は美味しいものを飲んだり食べたりすること。